乳歯の根っこの治療をすると、永久歯に影響はありますか?
投稿日:2025年1月20日
カテゴリ:スタッフブログ
みなさん、こんにちは! 歯科医師の清水です。
スタッフブログをご覧いただき、ありがとうございます。
インフルエンザやコロナウィルスが猛威をふるっています。
マスクの着用や手洗いうがいなど、適切な感染対策をして予防していきましょう!
今回の私のブログは患者さんからの質問にお答えしたいと思います。
蕨歯科クリニックによくある質問コーナーQ&A vol.150
Q.乳歯の根っこの治療をすると、永久歯に影響ありますか?
A.根の治療をすると永久歯に影響するのでは?と心配される親御さんが多いですが、
これはむしろ逆です。
まず、根の治療(根管治療)ですが、むし歯が大きい症例で、神経が出てしまう、
もしくは神経が出なくても痛みがでてしまう場合に行います。
根の治療をしないと、細菌が根の先まで到達してしまう可能性があります。
根まで到達した細菌は、放置すると根の先に細菌の巣を作ってしまいます。
この時点では、噛むと痛い、根もとが腫れるなどの症状で、この細菌の巣が歯ぐきの中にある成長中の永久歯に悪影響を及ぼすことがあります。
歯冠(歯の頭の部分)まで完成していれば、影響は少ないですが、
歯冠が未完成の状態(歯胚といって、歯の種の状態)だと、
歯の表面のエナメルが上手くできなかったり、
形がいびつになるなど大きく影響してくることもあります。
まずは、むし歯にならないように自宅でお手入れ(プラークコントロール)をすることが一番ですが、できてしまったむし歯は大きくなる前に、早め治療をしましょう。
お子様のことは、色々と不安や心配も出て来るでしょう。
そんな小さいことと言わず、何でもお気軽に相談ください。
地域のかかりつけ医として、蕨歯科クリニックがお役に立てれば幸いです。
蕨駅前 予防歯科を中心に小児、審美、入れ歯、
インプラントの先進治療まで丁寧なカウンセリングを大切にする街の歯医者さん
「蕨歯科クリニック」
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