ボトックス注射で歯ぎしり、くいしばりが治りますか?
投稿日:2024年7月29日
カテゴリ:スタッフブログ
こんにちは!
蕨歯科クリニック、歯科医師の小杉です。
毎日暑い日が続きますね。
熱中症は十分気をつけて過ごしましょう!
さて今回は患者さまから頂いた質問にお答えしていきたいと思います。
>>蕨歯科クリニックでよくある質問コーナー Q&A vol.140
Q.エラボトックスの注射をうつと、歯ぎしり・くいしばりは緩和されますか?
また、上下の歯があたってカチカチするのですが、これはなんですか?
A.エラボトックスは、筋弛緩の効果があるため緩和されると言われています。
ただし、効果は恒久的ではく、数ヶ月に一度うち続ける必要があります。
現在研究が進んでいる治療法ではありますが、現段階で直ぐにおすすめはしておりません。
また、当院で導入する予定はございません。
カチカチ音がするのは、歯ぎしりのひとつであるタッピングだと思われます。
歯ぎしりにはいくつか種類があります。
①グライディング
上下の歯を左右に擦り合わせ、ギリギリ音がするタイプです。
寝ている時に起こりやすく、無意識下で動かしていることがほとんどです。
②タッピング
上下の歯がぶつかりあい、カチカチといった音がするタイプです。
当たる強さは個人差があると言われており、
強くカチカチいう人もいれば弱くあたっている人もいます。
③クレンチング
いわゆる、くいしばりと言われるタイプです。上下の歯をグッと噛みしめます。
仕事やスポーツなど、日常生活においてくいしばる状態が習慣化している人が多いとされています。
くいしばると、顎に大きな負担がかかります。
就寝時では歯に100Kgの負担がかかることもあると言われています。
起床時に疲労感や筋肉のこわばりを感じることもあります。
これらのタイプが単独であったり、複数組み合わさって現れることがあります。
放置すると、歯がすり減ってきたり、知覚過敏の症状が出る可能性があります。
まずはセルフチェックで確認してみましょう
セルフチェック↓↓↓
1.舌の外側や頬の内側に嚙みあとがついている
2.歯がすり減ってきている
3.肩こり・頭痛がする、顎がだるい(特に朝起きた時)
4.口を開けると音がなる、または痛みがある
5.歯ぐきにこぶのような固いものがボコッと出ている
一つでも当てはまると歯ぎしり、くいしばりをしている可能性があります。
当てはまった方は、ぜひ歯科医院で相談してみてください!
蕨駅前 予防歯科を中心に小児、審美、入れ歯、インプラントの先進治療まで
丁寧なカウンセリングを大切にする街の歯医者さん「蕨歯科クリニック」
■ 他の記事を読む■