知覚過敏について
投稿日:2024年5月13日
カテゴリ:ブログ
スタッフブログをご覧の皆さま、こんにちは!
蕨歯科クリニック、衛生士の高野です。
5月に入り、暖かく過ごしやすい季節になってきましたね!
春はパステルカラーの明るい洋服を着たくなります!
また綺麗なお花もたくさんある季節なので、
お散歩して気分も明るく上げていきたいと思います!
さて今回のブログでは、知覚過敏についてお話ししていきたいと思います。
歯(歯茎)がしみるにはいくつかの原因が考えられます。
- 虫歯
- 歯肉炎
- 知覚過敏 など
その中でもよくみられるのが知覚過敏です。
知覚過敏は、約4人に1人が経験したことあると言われており、
歯周病や加齢、過度なブラッシング、歯ぎしり・食いしばり等により歯茎が退縮し、
歯の根っこの象牙質の部分が露出することで起こります。
冷たい、温かいなど温度差のある刺激に触れると症状が出ます。
一時的なことが多く、持続的なものではありません。
元々歯茎の上に見えている歯の部分は硬いエナメル質に覆われているため、
外部の刺激から守られています。
しかし、象牙質には象牙細管と呼ばれる細い管があり、
外部からの様々な刺激がその管を通って歯髄(歯の神経)に伝わり、
鋭い痛みを感じるようになります。
痛みがあると歯磨きが十分に行えなくなり、プラークが溜まっていきます。
溜まったプラークに潜む細菌から酸が出ることで象牙細管が広がり、
更に痛みが増強するといった悪循環になります。
知覚過敏への対応として大切なのが、適切なブラッシングです!
自分に合った歯ブラシで歯に対して直角に当て、
適切な圧(約150g)で小刻みに動かして磨きます。
更に有効なのが知覚過敏ケアの歯磨剤の使用です。
当院でも『Systema(センシティブ)』をおすすめしています!
- 硝酸カリウム(即効性)
歯髄神経を鈍麻し、直ちに刺激の伝達を抑制 → ブラッシング時の痛みのケア - 乳酸アルミニウム(持続性)
露出した象牙細管を封鎖し、痛みの伝達経路を封鎖 → 飲食時の痛みのケアしみる痛みをダブルでブロックしていきます。
また知覚過敏と併発の多い歯周病予防としてIPMP(イソプロピルメタルフェノール)や
トラネキサム酸も配合されており、バイオフィルム殺菌効果や歯肉炎症の予防にも効果があります。
再石灰化を促進するフッ素1450ppm配合されている為、むし歯予防にもなります。
これらの歯磨剤の効能を最大限に発揮させるには歯ブラシのブラシ幅分たっぷりと出し、
歯磨き後のうがいは15ml程度の水で含んで吐き出す程度の軽いうがいにすることが大切です。
しみる痛みは一概に明瞭な原因がある訳ではないので気になる方は治療、
メンテナンス時にご質問頂ければと思います。
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