歳をとると歯周病になるのでしょうか?
投稿日:2024年3月26日
カテゴリ:ブログ
みなさんこんにちは、蕨歯科クリニックチーフ衛生士の田村です。
蒸し蒸しと暑い日が続きますね~。今年はマスク生活なので、早く過ごしやすくなってくれるといいですね(*-ω-*)9月も頑張っていきましょう!!
さて、今回は患者さまからいただいた質問をご紹介したいと思います。
>>蕨の歯医者によくある質問コーナー Q&A vol.54
Q )歳をとると歯周病になるのでしょうか?A)加齢は歯周病の直接的な原因ではありません。歯周病は歯周病菌に感染することで起きる「細菌感染症」です。現在では、歯を失う原因で一番多いのが歯周病という事実もあります。 歯周病は年齢に関係なく誰もが感染するリスクのある病気であり、歯磨き(プラークコントロール)がしっかり出来ていなければ10代、20代でも感染してしまう可能性があるものです。歳をとったせいで、歯周病にかかるわけではありませんが、加齢によって感染しやすくなる傾向にあるのは事実です。若いうちは体力、免疫力もあり新陳代謝も活発な状態なので、細菌による感染を抑えることができます。高齢になるほど、身体の機能は衰え、免疫力も弱くなり、唾液の減少により歯周病にかかりやすく病状も進行しやすくなります。
またその他にも、高齢になって噛む力が低下すると、やわらかい食品を好むようになりますが、やわらかい食品には粘着性があり、歯の表面に残りやすいこと、加齢に伴う手指の筋力の低下、視力の衰えによって歯磨きが十分に行えなくなることなども歯周病に侵されやすくなる理由とされています。
歳をとると、歯周病にかかりやすくなる(リスクが高まる)ことは確かですが、歳をとってもしっかりとプラークコントロールが出来ていれば、歯周病は十分に予防できます(*^^*)大切なことは年齢に関わらず、毎日のケアを心がけ、常にお口の中を清潔に、歯周病菌の繁殖を抑えることです そして、毎日のケアと同時に、継続的な定期健診がポイントになります。定期健診では、歯周病の進行状況を調べるための「歯周ポケット」測定や、むし歯がないかなどの診査をしたうえで、歯石の除去や専門的なクリーニングなどをおこないます。
蕨歯科クリニックでは、専門の資格を持った歯科衛生士が担当し、できるだけゆったりと受けて頂くために、2階に予防専用ルームを用意しています。お気軽に問い合わせください。
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