我慢できれば、麻酔は使わずに治療をした方がいいのでしょうか?
投稿日:2024年7月15日
カテゴリ:スタッフブログ
スタッフブログをご覧の皆さま こんにちは!
蕨歯科クリニックアシスタントの小林です。
暑い日が続く毎日…外を歩くには冷感グッズが手放せません。
水分だけでなく塩分補給も意識して、熱中症に気をつけましょう!
今回は患者さまから頂いた質問をご紹介したいと思います。
>>蕨歯科クリニックによくある質問コーナー Q&A vol.139
Q.我慢できるのであれば、麻酔は使わずに治療をした方がいいのでしょうか?
A.麻酔の影響は歯への影響、体への影響など対象を変えると解釈が変わります。
麻酔をせずに治療をするメリットは、痛みを感じるので
歯の神経が生きているということを確認できるということです。
かなり大きなむし歯だったとしても、削っていくうえで痛みを感じているということは
歯の神経がまだ生きているということを表します。
麻酔をせずに治療するデメリットは痛いことです。
反対に麻酔を使って治療するメリットは痛みがないこと、
麻酔を使って治療するデメリットは根の先の血流が悪くなるため、
治療後に神経がダメになってしまうリスクが上がる可能性があげられます。
こうして書くと麻酔をしない方が歯にとってはいいように思われるかもしれませんが、
影響としては微々たるもので、麻酔をしない最大のデメリットは痛いことです。
痛いというストレスはアドレナリンが分泌して、血圧の上昇、貧血、過呼吸などの全身的なリスクが上昇します。
痛みを我慢しての治療は危険なので決しておすすめはしません。
歯科先進国の専門医も必ずしっかり麻酔をしてから行います。
“麻酔が効かなかったことがある”というお話しを伺うことがありますが、
その時はどのようなシチュエーションだったでしょうか?
「初めての医院で突然抜歯をすることになった」
「麻酔を使っての治療だと思っていなかったので、心の準備ができていなかった」など、
不安や緊張が増してしまい、麻酔が怖い、痛みが怖いというストレスから痛みに敏感になっていることがあります。
なかなか難しいかもしれませんが、緊張という精神的ストレスを軽減することが
痛みを和らげることにつながります。
当院では治療で麻酔を使う可能性がある場合は事前にお伝えするようにしています。
また、麻酔液を人肌に温めて使用しています。
こうすることで麻酔液注入時の痛みや違和感を緩和することができます。
麻酔以外のことでも、治療に関してご不安なことがございましたらぜひお声掛けください。
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