下がってきた歯ぐきは元に戻らないのでしょうか?
投稿日:2024年3月26日
カテゴリ:ブログ
みなさんこんにちは、蕨歯科クリニックチーフ衛生士の田村です。最近、朝晩とグッと冷え込みが強くなってきましたね〜!今月は1年の締めくくりの月ですので、良い形で新しい年を迎えられるよう 最後まで油断せずに過ごしていきたいですね(*^^* )
今回のブログは、患者さんからの質問のご紹介です。
>>蕨の歯医者によくある質問コーナー Q&A vol.14
Q)下がってしまった歯ぐきは元に戻らないのでしょうか?
A)よくお伺いするご質問です。正直、歯ぐきを元の位置に戻すことは難しいと言えるでしょう。今よりも(これ以上に)歯ぐきが下がらないようにするための対策がとることが必要となります。そして、まず何故、歯ぐきが下がってしまったのか原因を知ることが大切だと思います。
まずは代表的な歯ぐきの退縮の原因をお伝えしていきます。
1.誤ったブラッシング方法
固い歯ブラシを使う、適正でないブラシの角度、過度のブラシ圧をかけるなどの誤った磨き方を続けることにより、歯ぐきが傷ついてしまいます。歯磨きは1日に何度も行うものなので、誤った磨き方で繰り返し磨いているうちに、歯ぐきに弾力がなくなってやせてしまい、傷つけられた歯ぐきも下へ下へと下がって来ることがあります。
2.日常的なお口の癖
歯を食いしばる、歯ぎしりをするといった習慣は、歯と歯を支える役割をする組織両方に大きな負担をかける原因になります。その結果、骨が下がることで歯ぐきも下がってしまうことがあります。
3.歯周病
歯周病になっていると、歯ぐきによって覆われている歯を支える骨が溶けるため、それに伴い歯ぐきも下がる原因となります。
4.歯並びや噛み合わせ
歯並びが悪く、前後に重なり合っている歯は、後ろの歯に歯ブラシが届きにくく汚れがたまり、歯周病になりやすいです。逆に、前に出ている歯は、歯磨きの際に出ている所のブラシ圧が過剰にかかってしまうなどの理由で歯ぐきが下がりやすくなります。
5.適合の悪い詰め物・被せ物治療
歯の詰め物や被せ物が合わないと、歯ぐきに炎症が起こり歯ぐきが下がる原因になります。
では、実際歯ぐきが下がると、どんな症状を引き起こすのでしょうか…
①知覚過敏になり冷たい食べ物や飲み物がしみるようになる
②歯と歯の間に隙間ができ食べ物が挟まりやすくなる
③露出した歯の根元は柔らかく虫歯になりやすい
④歯が長くなったように見える 歯ぐきが下がる原因は様々です。
歯磨きの方法に問題がある場合などは、それ以上進行させないように自分で対処することも出来ますが、歯周病や噛み合わせなどが影響している場合には、歯科医院での治療やアドバイスが必要になることもあります。当院では、治療に入る前にできるだけ精密に検査を行い、一緒に原因を考え、治療計画を決定していくようにしています。
レントゲン写真だけでなく、歯ぐきの色や位置なども変化がつかめるように写真を撮影したり、位相差顕微鏡で口腔内の菌を確認してもらうようにし、患者さん参加型の歯科医院を目指しております。
口腔内で気になることがございましたら、お気軽にご相談下さい〜(o^^o)
蕨駅前 予防歯科を中心に小児、審美、入れ歯、インプラント、矯正歯科まで丁寧なカウンセリングを大切にする街の歯医者さん「蕨歯科クリニック」
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