抜歯した穴はどのくらいでふさがりますか?
投稿日:2024年3月27日
カテゴリ:ブログ
こんにちは!蕨歯科クリニック、歯科医師の小杉です。朝晩の気温が下がり、ぐっと寒さを感じるようになりました。風邪などひかないよう、暖かくして過ごしましょう。
さて今回は患者さまから頂いた質問にお答えしていきたいと思います。
>>蕨の歯医者によくある質問コーナー Q&A vol.101
Q.抜歯した穴はどのくらいでふさがりますか?また、どうやって治っていくのですか?
A.個人差はありますが、だいたい1〜2ヶ月で完全に歯ぐきで覆われふさがります。 治るには、おおまかに5つの過程を経ていきます。
①抜歯後、血が止まり抜歯したところに血餅(けっぺい)ができる血餅とは血の塊で、これがかさぶたの役割を果たし、露出した骨面を覆い保護します。ですので、抜歯当日はしっかり止血されることが大切です。
②数日で上皮化し、1週間ほどで幼若な肉芽組織になる。数日で表面が粘膜上皮で覆われ、深部の骨では血餅に血管が入り込んで肉芽組織変わり傷を保護します。ここまでくると、骨が露出するリスクがほとんどなくなります。
③数週間から1ヶ月ほどで肉芽組織が結合組織に変わっていき、骨形成が始まる
➃1ヶ月〜2ヶ月で、抜歯した部分が完全に歯ぐきで覆われる
⑤半年〜1年かけて、成熟した骨組織になる。レントゲンで抜歯窩(抜歯をした後のくぼみ)がわからないくらいになります。
抜歯後は、痛みもあり不安になることもあると思いますが、どうやって治っていくのかがわかると、少しは安心できるかと思います。
また、治癒の過程から、抜歯後の「止血」の重要性は明らかです。気になるとは思いますが、舌で触ったりせず、当日の過度なうがいも避けて最小限にとどめるようにしましょう。
蕨歯科では、親知らずの抜歯、インプラント(人口歯根)などの外科処置を多く取り扱っていますので、お気軽に相談ください。 蕨駅前 予防歯科を中心に小児、審美、入れ歯、インプラントの先進治療まで丁寧なカウンセリングを大切にする街の歯医者さん「蕨歯科クリニック」
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