ウィルス感染予防の口腔ケア
投稿日:2024年3月26日
カテゴリ:ブログ
こんにちは!蕨歯科クリニック、歯科医師の小杉です。5月も後半になり、暑さを感じる日も増えてきましたね。熱中症などの対策をしながら、天気の良い日を楽しみましょう!さて、新型コロナウィルスの影響により4、5月は緊急事態宣言が発令され、生活様式にガラッと変化があったと思います。外出自粛、3つの密の回避、手洗いの励行、咳エチケット、ソーシャルディスタンスなどの緊急事態宣言に伴う対策がなされてきました。現時点も、新型コロナウィルスに対してわからないことはたくさんありますが、感染予防の基本に立ち返り口腔ケアについてお話ししようかと思います。
口腔ケアのメリットとは?
1.口腔ケアは、ウィルス感染の水際対策感染予防として重要なことは、清潔に保つことです。ウィルスの感染は、鼻や口、目といったところから起こることが殆どで、口腔内が不潔だと口に入ってきたウィルスが感染しやすくなります。
2.体内の免疫力を高める
ウィルス感染は、体の免疫力を低下させないことが大切です。人は口からものを摂取し、口から食道、胃を経て腸内へと運ばれます。腸内細菌のバランスは、全身の免疫と密接な関係にあります。 もし口腔内が不潔だと、口腔内の細菌が腸内へたどり着き、腸内細菌のバランスを乱してしまい、 免疫力の低下を招くことになります。
3.誤嚥性肺炎のリスクを軽減する
誤嚥とは、唾液や食べもの、胃液が気管に入ってしまうことを言います。唾液や食べものに含まれた細菌が、気管から肺に入りこんで起こるのが誤嚥性肺炎です。口腔内が不潔だとたくさんの細菌が気管から肺に入りこむことになり、肺炎のリスクが高まりますが、口腔内を清潔に保つことにより、リスクは軽減します。また、口腔ケアを行うことにより、粘膜を刺激し唾液が出やすくなったり、併せてマッサージを行うことにより咀嚼や嚥下機能の働きを高めます。
口腔ケアは日常的に行う習慣であり、特別なものではありません。また、新型コロナウィルス感染の有無にかかわらず、大切なことです。大きな変化のある時こそ、大切な習慣をしっかりと続けていくことが求められるのかもしれません。
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