フッ素は歯ブラシでこすると取れてしまいますか?
投稿日:2024年3月27日
カテゴリ:ブログ
みなさんこんにちは 蕨歯科クリニックチーフ衛生士の田村です。梅雨真っ只中ですが、湿度も気温も一気に上がった気がして、夜も蒸してますね〜😵バテないように頑張っていきたいと思います!
今回は患者さまからいただいた質問をご紹介したいと思います
>>蕨の歯医者によくある質問コーナー Q&A vol.92
Q.フッ素は歯ブラシでこすると、とれてしまいますか?
A.フッ素はコーティング剤ではないので、歯ブラシでとれてしまうことはありません。
歯のエナメル質の中に成分が取り込まれるので、こすってもとれないのでご安心下さい。私たちの歯は「ハイドロキシアパタイト」と呼ばれる物質で構成されています。フッ素が歯に作用すると、歯質は「フルオロアパタイト」という非常に安定した結晶構造に変化し、歯質が強化され酸に強くむし歯になりにくい歯になります。
その他にもフッ素は、溶け出したカルシウムイオンやリン酸イオンを歯に戻す「再石灰化」を促進して歯を修復する手助けをしてくれるはたらきがあります。また、むし歯菌が作り出す酸の産生能力を抑制し、菌の活動を低下させる効果もあります。 私たち歯科衛生士が患者さまのメンテナンスの仕上げとして、最後に塗っているフッ素は「歯科医院専用」の高濃度のフッ素になっております✨(*^^*)
日頃のセルフケアとしての 当院おすすめのむし歯予防のための歯磨き粉「チェックアップスタンダード」は フッ素1450ppm フッ素濃度が高くフッ素の停滞性も高く改良された歯磨き粉です。 低発泡・低研磨のため、歯に優しく長時間のブラッシングが可能です。 フッ素は魔法の薬ではないので、 「フッ素を塗っているから、あとは何もしなくても大丈夫!」 というものではありません。 定期検診や歯のクリーニングをして、 自分でもきちんと歯みがきをした上で、 さらにむし歯のリスクを減らすために利用するもの、それがフッ素です。
みなさんもフッ素を上手に活用して、むし歯になりにくい強い歯を作っていきましょう☆
蕨駅前 予防歯科を中心に小児、審美、入れ歯、インプラントの先進治療まで丁寧なカウンセリングを大切にする街の歯医者さん「蕨歯科クリニック」
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