電動歯ブラシについて|蕨駅徒歩1分の蕨歯科クリニック

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電動歯ブラシについて

投稿日:2024年3月26日

カテゴリ:ブログ

こんにちは衛生士の木村です。2月に入って寒いなぁと感じる日が増えましたね️。ただ今年は暖冬なので、寒がりな私もなんとか耐えられています️。みなさん風邪などをひかないように体調には十分気をつけてくださいね!

さて、今回のブログは電動歯ブラシについてお話ししようと思います。患者さんからたまに電動歯ブラシと普通の歯ブラシはどちらがいいんですか?とのご質問をいただきます。

蕨歯科では歯石除去の際に一緒に歯ブラシ指導も行うのですが、電動歯ブラシを使っています。という患者さんもいらっしゃいます。ひとくちに「電動歯ブラシ」といっても大きく分けて3つのタイプに分けられます。

①超音波電動歯ブラシ
〈特徴〉超音波でプラークのネバネバを破壊し、プラークを除去しやすくする。〈振動数〉120万回/分以上〈磨き方〉ブラシの振動が微細なため手磨き用の歯ブラシで磨くのと同じように手を動かす必要がある。

②音波電動歯ブラシ
〈特徴〉高速振動によってプラークを除去。歯科で主に取り扱う高機能電動歯ブラシはこのタイプ。 (フィリップス ソニッケアー ブラウン オーラルB など。)〈振動数〉2〜4万回/分〈磨き方〉手磨き用の歯ブラシで磨くときのように手を動かす必要はなく、歯ブラシを当てて歯に沿って動かす。

③その他電動歯ブラシ
〈特徴〉振動によってプラークを除去。〈振動数〉3〜7千回/分〈磨き方〉振動数が少なく手磨きをサポートする程度のため、しっかりと磨くには手を動かす必要がある。

〈電動歯ブラシのメリット〉

①プラーク除去効果が高い。(しっかりと正しくブラシを当てた場合)

②短時間で磨ける。(2分程度)

③細菌の膜を破壊するのでプラークがつきにくくツルツルになる。

〈電動歯ブラシのデメリット〉

①値段が高価(数千円〜数万円)

②当て方を間違えてしまうと歯茎や歯を痛めてしまう。

③歯と歯の間は手磨きの時と同じようにフロスや歯間ブラシといった補助用具を使う必要がある。 ※電動歯ブラシは磨く力が強い分、使用する歯磨き粉は研磨剤が入っていないものや、低研磨、低発砲性のものがおすすめです。歯磨き粉をつけすぎると、泡のせいでブラシがどこにあたっているのかわからなくなるので少量で。研磨性の高い物は歯や歯茎を痛めてしまうので避けましょう。

実際に患者さんで電動歯ブラシを使用している方の口腔内を見ると、間違った当て方により、歯茎に傷がついていたり、全体的に歯茎が赤くなっている方や、歯が削れてしまっている方、歯茎が下がってしまっている方をよく見かけます。電動歯ブラシに関しては高機能のものもでていますので、正しく使っていただければ、もちろん綺麗に磨くことができます。

ただ、ブラシを歯に押し付けすぎないこと、ブラシの角度などは注意が必要です。手磨きでしっかりと磨けることが一番です。動機付けにはなると思いますが、プラークコントロールが悪い方が電動歯ブラシを使っていきなり口腔内が綺麗になるわけではありません。電動歯ブラシか手磨きどちらがよいかというよりは、まずはしっかりと正しい磨き方で磨くという毎日の習慣を身につけていくことが一番大切な事になります。

蕨歯科ではそういったアドバイスなどもさせていただいていますので、わからないことがあればご質問くださいね

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