緑茶は歯周病に効くのでしょうか?
投稿日:2024年3月26日
カテゴリ:ブログ
いよいよ2020年になりました。今年は、日本でオリンピックが開催されるなど、ワクワクが止まらないです(^^)/素晴らしい1年になりそうですね。歯科衛生士の広瀬です。
今回は患者さんからの質問で、「緑茶は、歯周病にいいのですか?」と言う質問がありましたのでブログに記載させて頂きます。
>>蕨の歯医者によくある質問コーナー Q&A vol.40
Q)緑茶が歯周病にいいって本当ですか?
A)本当です。緑茶の中には、抗炎症作用がある「カテキン」が含まれているので歯周病予防に有効だと言われています。 また、歯周病の原因となっている歯垢は、歯磨きでも完全に除去することが難しく、定期的に歯科医院による検査、クリーニングをすることが大切です。日常でも食後に緑茶を飲んだり、緑茶でうがいをすることで、緑茶に含まれるポリフェノールが歯垢の付着をある程度防ぐ効果もあるので、予防に有効だと言えるでしょう。加えて、緑茶に含まれるフッ素は、むし歯予防に有効です。
またまた、緑茶に含まれるフラボノイドは、口臭対策に有効です。色々知ると、緑茶パワーは凄いですね‼️しかし、緑茶にはカフェインが含まれているので、飲み過ぎには注意しましょう。
関連して「では、烏龍茶はどうでしょうか?」実は、最近の研究では、むし歯予防には烏龍茶の方が効果的という結果も出ています。 甘いものを食べると良くむし歯になると言われますが、これは、甘い糖分とむし歯がくっつくことで、グルカンが生成されます。このグルカンがむし歯を引き起こす成分になります。大阪大学歯学部らが調べたところ、烏龍茶は、緑茶に比べ、6倍もグルカンを減らすことが明らかになったと言うのです。これも驚きの結果ですね。
実験を行った大嶋博士によると「動物実験の結果から、烏龍茶ポリフェノールにデンタルプラーク形成に対する強い抑制作用のあることは分かっていましたが、ヒトで、烏龍茶を飲むだけで、これほど明確なプラーク沈着の抑制作用が認められるとは思っていませんでした」とコメントしているそうです。よく、食後にお茶でぶくぶくする大人をマナー違反という方もいますが、日本の伝統的な緑茶も、中国4000年の歴史の烏龍茶も、先人の知恵が詰まっているんですね。
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