ほっぺの内側に食いしばりの痕が出来てしまうのですが・・・
投稿日:2024年3月26日
カテゴリ:ブログ
こんにちは!蕨歯科クリニック、歯科衛生士の君島です。先日娘が幼稚園の入園式を迎えました。 幼稚園用品の準備をしている際、ふと食いしばりをしていることに気がつきました。
何かに集中している時、食いしばりをしている方多いんです!今日はそんな食いしばり関連のお話です。
>>蕨の歯医者によくある質問コーナー Q&A vol.22
Q)ほっぺの内側の食いしばりの痕(頬粘膜圧痕)ができてしまいます。ナイトガード(マウスピース)で消えるのでしょうか?
A)これは、直接ナイトガードが痕を消すわけではないのでNOです。ナイトガードを入れることによりお口に意識が向き、食いしばりが改善されれば圧痕も自然となくなってきます。
そもそも、頬粘膜圧痕とは、食いしばりにより常に頬や舌が歯に押しつけられることでできてしまう痕の事です。上下の歯は会話や食事をする際に接触する時間を含めても1日15分〜20分程度と言われています。
みなさんは日常的に意識した事ありますか??上下の歯の接触と聞くと、「かみしめ」や「食いしばり」を思い浮かべる方が多いと思いますが、実際にはグッと強い力ではなく上下の歯が接触する程度の力でも口を閉じる筋肉は働いてしまうのです。弱い力でも接触時間が長時間になれば筋肉は疲労してくるため、顎関節は押さえつけられることになり、感覚など敏感になってトラブルがでてきてしまったりします。
この長時間の上下の歯の接触により考えられるトラブルは顎関節だけではなく、知覚過敏、歯の根っこが割れてしまったり、詰め物の破損など歯や歯周組織におきてしまう事もあります。これらのトラブルに繋がらないようにする為に、日常的に上の歯と下の歯がくっついていないか意識する事が大切です。
蕨歯科クリニックでは、初診時の歯周ポケットの検査や定期検診の際には必ずこの食いしばりのチェックを行っています。また食いしばりについてのご説明の資料などもご用意してあります。 足を組む癖、腕を組む癖、いろんな癖がありますが、食いしばりの癖、今一度意識してみてください。
もしかして、パソコンやスマホでこのブログを見ている「今!」も上の歯と下の歯がくっついているかもしれませんよ?!このように「はっ!」と気づくことが、とても大切なんです。
「はっ!」と気づける機会をつくるのも、蕨歯科クリニックの大切な役割だと思っています。私たちは蕨の地域医療に貢献できる歯医者さんになるために、大きな目標を立てています。それは「本質的な予防を実践して患者さんの人生を笑顔にする」です。おこがましいことかもしれませんが、これを具現化できるよう、これからも精進してまいりたいと思います。
蕨駅前 予防歯科を中心に小児、審美、入れ歯、インプラント、矯正歯科まで丁寧なカウンセリングを大切にする街の歯医者さん「蕨歯科クリニック」
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