ドライマウスの場合、市販のスプレーなどを使った方が良いですか?
投稿日:2024年3月27日
カテゴリ:ブログ
みなさん、こんにちは!歯科医師の清水です。11月に入っても夏日が続くと思っていたら、急に寒くなってきました。栄養と休息をしっかりとって、体調を崩さないようにお気をつけください。今回は患者様からいただいた質問をご紹介したいと思います。
>>蕨歯科クリニックでよくある質問コーナー Q&A vol.123
Q.ドライマウスの場合、市販のスプレーなどを使った方が良いですか?
A.「ドライマウス」とは、口腔乾燥症、文字通り、お口が乾燥する症状のことです。口の中のヒリヒリ感や、舌や頬粘膜のはりつく感覚がある場合は、お口用の保湿スプレーを用いるのも効果的です。お口が乾燥すると、話しづらくなったり、舌や頬などの粘膜が赤く、ヒリヒリしたり、口臭が気になるなど、様々な症状が出ます。
とくに冬の時期は湿度が下がり、空気が乾燥しやすくなることもあり、お口の乾燥感を気にされる方が増えてくるように感じます。口腔乾燥の原因は、たくさんありますが、自己免疫疾患(シェーグレン症候群)、ストレス、加齢、特定の薬の服薬などが代表的です。唾液を出やすくするためには、いくつか代表的な方法を挙げます。
①水分を積極的にとる
身体の水分が足りないと、乾燥しやすくなり、お口が乾燥しやすくなります。
②唾液腺をマッサージする
唾液は、唾液腺という組織から出てきます。大きな唾液腺は、耳下腺、顎下腺、舌下腺(下記の写真上から順に)の3つがあります。円を描くようにくるくると優しくマッサージしてください。 ③リラックスする
ヒトは自律神経によって生活を維持されていますが、副交感神経が優位の状態、つまり、休息やリラックスしている状態のときに唾液が多く出ます。リラックスできる環境をつくり、休息をとることも大切です。冬になるとさらに乾燥してきます。身体を温めて、寒い冬を乗り切りましょう!
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