歯と骨って違うの?|蕨駅徒歩1分の蕨歯科クリニック

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歯と骨って違うの?

投稿日:2025年4月14日

カテゴリ:スタッフブログ



スタッフブログをご覧の皆さんこんにちは。

歯科衛生士の三崎です!

やっと暖かい日が続いてきました、春ですね!

スーパーによると桜餅が、横のお家にチューリップが咲いていてより春を感じます!


さて、今回私のブログでは、

歯と骨って違うの?についてお話ししていきます!


歯と骨は色や硬さが似ているため、歯は骨の一部のように思えますが、

歯の表面は「エナメル質」という人の体の中で最も硬い組織で作られています。

この成分はリン酸カルシウムで構成されていて、全身の骨格を作る骨も同じ物質でできています。

似ているようですが、大きな違いは、骨は新陳代謝を繰り返し、

に新しい骨と入れ替わっていることです!

骨は古い骨を壊す「破骨細胞」と、新しい骨をつくる「骨芽細胞」の2つの細胞によって

常に代謝が繰り返され、数年後には今とは全く違うものに生まれ変わっているのです。



骨は再生能力があるため、骨折しても新しい細胞をつくり、自ら修復し治癒させることができます。


> カルシウムを摂取することで、歯も骨のように修復しないの?

歯は1度完成したら骨のように代謝を行わないので、一生涯その状態で使い続けることになります。

カルシウムを沢山摂取したからといってむし歯や折れた歯は治せません。

ですが歯にとってカルシウムは大切な栄養になります。



さてカルシウムは歯にどんな効果があるのでしょうか?



①子供の歯、大人の歯を作る大切な栄養素

カルシウムが歯にとって1番大きな影響を与える時期は、「乳歯」「永久歯」の歯胚(歯の芽)が

作り終えるまでの期間です。この時期にカルシウムをしっかりと摂取することで強い歯を作ります。

この歯胚が作られる妊娠中はもちろん、出生後にお子さんが食べる食事には気を付けましょう。



②歯の再石灰化

食事をすると歯の表面からリンやカルシウムが溶け出します。

その後、唾液の働きによって、元の構造に戻ります。

しかし、この修復にカルシウムやリンが不足していると再石灰化がスムーズに進まず、

むし歯のリスクを高める原因となります。



③歯の周りの骨を支える

歯の成長が終わると、カルシウムが歯に与える影響は歯が作られる期間ほど少なくなりますが、

歯槽骨(しそうこつ)という歯が埋まっている骨にはカルシウムは必要です。

カルシウムの摂取量が不足して歯槽骨が脆くなると、歯をしっかりと支えられなくなります。

すると歯が揺れやすくなるので、歯周病の進行のリスクが高めることがあります。



カルシウムは歯の成長、むし歯や歯周病にも関わり、

歯を支える重要な栄養素であることがわかりましたね。



歯だけではなく、全身の骨の健康を維持する上でも必須の栄養素となっていますので、

日頃から食事で適切なカルシウムを摂取していきましょう!


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