口の中で金属のスプーンがあたるとピリッと感じるのは何故?
投稿日:2024年3月26日
カテゴリ:ブログ
ブログをご覧のみなさん、こんにちは!蕨歯科クリニック、歯科衛生士の斎藤です!
最近は暖かい日が続き、桃のつぼみが膨らみ、いよいよ春が近づいてきましたね。しかし、まだまだ急に冷え込む日もありますので、体調管理には、十分にお気をつけください^_^
今回の蕨歯科クリニックのブログでは、日ごろ診療の中で皆様からのご質問にお答えしていきたいと思います。
>>蕨の歯医者によくある質問コーナー Q&A vol.44
Q )金属の詰め物や被せ物が口腔内に入っている場合、そこに金属のスプーンやフォークが当たるとピリッと感じることはありますか?
A )はい、あります。アルミ箔、銀紙でも起こる可能性のある現象ですが、ガルバニー電流と呼ばれています。これは保険診療の金属には唾液などに溶けやすい金属(銀やパラジウムなど)があるためです。溶けた金属はイオンという電気を持った原子になります。そこに金属を当てると電位差が生じ、ビリっと感じてしまいます。専門的にいうと、イオン化傾向が大きいと言われていて、イオン化傾向が大きい金属はさびやすくもあります。 近年、歯科金属における体に対しての有害性が問題視されていますが
・金属がさびること
・金属が溶けること
・金属に電気が流れること
の3つが体に悪影響を与え、原因不明の体の疲れ、イライラ、不眠、痛みが起こる可能性があると言われています。
ただ、必ずしも金属を入れたらこの症状が出るというわけではなく、個人差がありますので、ご安心ください。
蕨歯科クリニックでは、こういった理由や審美的な問題から金属を使わないオールセラミック治療を推奨させていただいております。セラミック治療は近年、技術的な進歩もあり、金属と同等以上の固いもの、透明感のあるもの、非常に精度が高いもの、比較的手ごろな金額のものなど、さまざま進化しています。どんなに些細なことでも構いませんので、気になることがあれば、スタッフにお尋ねください。実物の模型や、様々な症例などを交えて丁寧にご説明させて頂きます。
蕨駅前 予防歯科を中心に小児、審美、入れ歯、インプラントの先進治療まで丁寧なカウンセリングを大切にする街の歯医者さん「蕨歯科クリニック」
■ 他の記事を読む■