子供のむし歯予防のシーラントは、何度もして大丈夫?
投稿日:2024年3月26日
カテゴリ:ブログ
こんにちは、歯科衛生士の木村です。最近急に朝晩が寒くなり、冬の季節がやってきましたね。冬が苦手な私にはつらい季節ですが、美味しいものをたくさん食べて、体力をつけて頑張ろうと思います!
さて、今回は皆様から頂いた疑問や質問にお答えするコーナー
蕨の歯医者によくある質問コーナー、Q&A vol.37です。
Q)子供の永久歯に何回もシーラントをして歯にダメージはないのか(取れてしまってまたやり直して大丈夫なのでしょうか)
A) シーラントとは、そもそもその用途がなくなった時に、取れるようになっています。ですので、わざと取れるようになっているとお考え下さい。シーラントを溝に埋める際は、歯を削る訳ではないのでダメージはありません。お子様の歯を守るためにはとても有用な処置ですので当院では積極的にお勧めしています。
子供の歯のむし歯予防の一つとしてシーラントという予防処置があります。シーラントとは奥歯の歯の溝に予防のお薬を入れ、光で固めて、溝に汚れがたまらないようにする予防処置のことです。生えたばかりの永久歯はまだ未熟なため、むし歯になりやすかったり、溝が深いため汚れがたまりやすくなります。ですので、あらかじめその溝を埋めることによって、溝に汚れがたまらないようにします。特に6歳臼歯は食べ物を噛む力が最も強く、歯並びや噛み合わせの基本となる重要な役割となります。 シーラントの手順としては
①歯の溝の汚れ(プラーク)をしっかりと取り除きます。
②シーラントを溝にくっつきやすくするために前処理のお薬を塗り、よく洗浄してから、唾液が入らないようしっかり防湿、乾燥をしてからシーラントを溝に入れて光で固めます。
③噛み合わせが問題ないか確認をして終了です。
シーラントをする際の注意事項としては、シーラントをしたからといって必ずむし歯にならないというわけではありません。あくまでも予防処置になりますので、一番はしっかりと歯ブラシをしてむし歯の原因であるプラークを取り除くことです。歯を削ってシーラントをつけているわけではないので、成長とともに多少取れたりというのはありますので、定期検診でしっかりとチェックし、取れていないか確認し、取れていたらまたつけ直していきます。当院でもシーラントの処置を行なっていますので、ご質問等がありましたら、いつでもご相談下さいね 蕨駅前 予防歯科を中心に小児、審美、入れ歯、インプラントの先進治療まで丁寧なカウンセリングを大切にする街の歯医者さん「蕨歯科クリニック」
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