乳歯の生え変わりについて
投稿日:2024年3月27日
カテゴリ:ブログ
こんにちは!蕨歯科クリニック、歯科医師の小杉です。まだまだ寒い日が続きますが、少しずつ暖かなときもあり(花粉も飛散する時期になり……)冬も終わりになってきましたね。
さて、今回は子どもの歯の生え変わりについてお話しします。診療でも気になさる保護者の方は多いので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
●乳歯の生え変わりの時期はいつ?順番はあるの?
乳歯が抜ける時期は個人差がありますが、だいたい6歳頃から始まり12歳頃に生え揃います。多くは下の前歯からスタートし、ほぼ同時期にいわゆる6歳臼歯と呼ばれる奥歯が生えてきます。この奥歯は、乳歯の後方の位置から生えてきます。生え変わりのタイミングは個人差がありますので、多少早かったり遅かったりしても心配はいりません。ただし、左右差が著しい場合など気になることがあったら気軽に相談してくださいね。
●乳歯が抜ける前に永久歯が生えてきた!
よく相談されることのひとつです。特に生えはじめの前歯でよく見られます。基本的には、永久歯が生えてきたら乳歯は抜いてしまって問題ありません。ただし、どれくらいの揺れているか?などはチェックしましょう。全く揺れていない時は、レントゲン撮影して確認することもできます。
●乳歯が抜けたのに、歯が生えてこない!
抜けてからすぐ生えてこないこともよく見られます。だいたい3ヶ月くらいは様子をみましょう。 タイミングをみてレントゲン撮影にて確認することもできます。一年経って生えてくるケースもありますが、やはり状態をしっかり把握しておくことが大切です。
●乳歯が抜けない!
後続の永久歯がない場合、乳歯が成人しても残存するケースがあります。生え変わりが阻害されているのか?元々歯牙がないのか?により対応は異なりますので、こちらもレントゲン撮影を行い確認することがおすすめです。
●歯ならびが悪くなった!
乳歯と永久歯は、大きさや形、本数も違うため、生え変わりの時期は歯ならびが悪く感じることが多いです。むしろ、乳歯がきれいに並んでいる状態からでは永久歯の歯列不正の可能性は高いと言えます。乳歯のときに、いわゆるすきっ歯で歯と歯の間にスペースがある方が、きれいに並ぶ条件がそろっています。とはいえ、歯ならびは千差万別であり個人差がありますので、気になったら気軽に相談してくださいね。
子どもも、大人と同様に定期的な検診をおすすめします。これはむし歯予防の観点だけでなく、生え変わりの時期もしっかりと診ていくことが大切だからです。 蕨駅前 予防歯科を中心に小児、審美、入れ歯、インプラントの先進治療まで丁寧なカウンセリングを大切にする街の歯医者さん「蕨歯科クリニック」
■ 他の記事を読む■