乳歯の本数と生えてくる時期、抜ける時期について
投稿日:2024年3月26日
カテゴリ:ブログ
1月も半ばを過ぎ、冬の寒さが一層厳しく感じますね。体調を崩しやすい時期ですが、身体が温まるものをとってしっかり対策をしていきましょう!今回は、乳歯の本数と生えてくる時期、抜ける時期についてお話しします。
子どもころ、歯が抜けた記憶が皆さんあると思います。また、親になって「乳歯が何本あるのか?」 「いつ生えてくるのか?」「いつから抜けるのか?」「生え変わる順番はあるのか?」など気になることも多いと思います。
○乳歯は何本?いつ生えてくるの?乳歯は全部で20本になります。上の歯が10本、下の歯が10本です。生後6ヶ月ごろから、下の前歯から生え始めて、2歳半〜3歳くらいまでに生え揃います。
○いつ抜けるの?生え変わる時期は?乳歯が抜ける時期は個人差がありますが、一般的に6歳前後〜12歳くらいまでに生え変わります。多くの場合、下の前歯が抜けて生え変わり、同時期にいわゆる「6歳臼歯」と呼ばれる第一大臼歯が乳歯の奥から生えてきます。大人の歯、いわゆる永久歯は全部で28本あり、乳歯より本数が多いです。このため、抜けて生え変わる他に乳臼歯の奥から新たな歯が生えてくることになります。
生え変わりは、個人差があるため多少年齢が前後しても問題はありません。ただし、左右差があったり、乳歯と永久歯が混じる時期ですのでむし歯や歯列不正のリスクは高くなります。歯科医医院を受診しつつ、しっかりと見守っていきましょう。
○生え変わる順番はあるの?目安はあります。下の前歯から生え変わってくるのが一般的です。
6歳ごろ……下の前歯4本が抜けて生え変わり、6歳臼歯が生えてくる
7歳ごろ……上の前歯4本が抜けて生え変わる
8~9歳ごろ……前歯から奥歯へ向けて順番に生え変わる
乳歯が抜ける順番は目安であり、個人差があります。また、ぶつけたことがある、治療したことがあるなどにより、生え変わるタイミングは変わってきます。現状を把握しつつ生え変わりを見守っていく必要があります。
抜け始める兆候として多くの場合、乳歯がぐらぐらし始める、揺れることがあげられます。これは、歯根吸収と呼ばれる乳歯の根を溶かす、吸収する作用が起こるためです。他に、後ろから大人の歯が生えてきた!
なかなか抜けない、生えてこないなどのトラブルが出ることもあります。歯の生え変わりはタイミングが大事です。しっかり見極めるためにも、是非歯科医院を、受診して見守っていきましょう!
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