「黒くならないむし歯もあるのですか?」
投稿日:2024年3月26日
カテゴリ:ブログ
スタッフブログをご覧の皆さま こんにちは 蕨歯科クリニック アシスタントの小林です。2021年も残すところ数日となりました。最近はコロナ感染者数も以前に比べて減り明るい兆しが見えてきましたね。
今回のブログでは患者さまからいただいた質問にお応えしたいと思います。
>>蕨の歯医者によくある質問コーナー Q&A vol.84
Q.むし歯は黒くなると思っていましたが、黒ではなくてもむし歯なんですか?治療しなくて良いのでしょうか? A.むし歯は黒い、穴が開いているというイメージかと思いますが、そうとは限りません。歯の溝が黒くなって、そこが硬い場合は慢性むし歯の可能性があります。先生は先の尖った器具でその箇所を触ることがありますが、細菌が化石化して活動していない状態であれば、削らなくていい場合があります。
また普段の食事の中でついてしまう着色が歯の溝についてしまうことで黒っぽく、褐色のように見えることもあるので一概に“むし歯は黒い”と言えないでしょう。今回いただいたご質問の通り、黒くはないむし歯もあります。それは2つ「急性むし歯」と「初期むし歯」です。黒いむし歯とは「慢性むし歯」になります。初期むし歯は、健康な歯と比べると、ツヤがない白色(白濁)をしているのが特徴です。痛みなどの自覚症状はありませんが、進行してしまうと“穴の開いたむし歯”になってしまいます。
違いが難しいのですが、この白濁した部分も必ず初期むし歯というわけではなく、歯の表面にあるエナメル質の形成不全という可能性もあります。生まれつき何らかの要因でエナメル質が形成されなかった際に起こりますので、“今までなかったのに気がついたら白濁した部分ができていた”といった場合は初期むし歯の可能性もあります。
当院のむし歯チェックでは、バイトウイングという 歯と歯の間を確認するレントゲン写真を撮っています。初診時はもちろん、メンテナンスに入ってからも定期的にレントゲンを更新し、以前のレントゲン写真と比較して、削る必要があるのか、まだ経過を観て大丈夫なのかを先生はチェックしていきます。特に初期むし歯は患者さんご自身が気づくことは難しいため、歯科医院での健診がおすすめです。
来年もこのブログを通して蕨歯科クリニックのこと、お口の中や歯についてのちょっとした情報をお伝えできればと思っています。
蕨駅前 予防歯科を中心に小児、審美、入れ歯、インプラントの先進治療まで丁寧なカウンセリングを大切にする街の歯医者さん「蕨歯科クリニック」
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